イタリア マルケ州。
耳馴染みのない方も多いかもしれません。
イタリアをブーツの形に見立てると、ちょうどふくらはぎのあたり。
私は2012年に初めてマルケを訪れてから、その魅力のとりこになり、
マルケの友人が主催するマルケを世界に知ってもらう活動を応援しています。
このサイトでもマルケの素晴らしさをご紹介していこうと思います。
みなさんにマルケに足を運んでいただけたら幸いです。
マルケの自然
美しいアドリア海と、アペニン山脈の恵みのある豊かな州です。
一日で海と山を楽しむことができるのも魅力です。
そして海と山の間にひろがる丘陵地には、
畑や牧草地、人々の暮らしの舞台となる小さな街々。
圧倒的な絶景というよりは、パッチワークのように
ひとつひとつのピースがつらなって、おおきなタペストリーを描いているようなところです。
マルケの歴史
古くは、南にピチェーノ人というローマ以前の先人が
高い文化を持っていました。
その後、ローマ時代になっても、アドリア海に抜ける重要な地域であり、
ローマからまっすぐに抜けるサラリア街道が走っています。
中世以降は、教皇領となりました。
一つの有力な貴族による支配などがなく、
教皇の命をうけた教会と、地方豪族が治めていたことから、
州内各地の特徴が色濃く残っているのです。
マルケの文化
芸術の分野では、
ルネサンスの三大画家のひとり、ラファエロ
ウルビーノにはラファエロの生家があります。
音楽では、
美食家でもしられる偉大な作曲家 ロッシーニ
ペーザロでは、彼の名を冠したオペラフェルティバルが毎夏開催されています。
また、カステルフィダルドは、世界のアコーディオン産業の中心地でもあります。
日本でおなじみのアコーディオン奏者、Cobaさんもカステルフィダルドに留学された経歴をお持ちです。
マルケのモンタッポーネという町は、
帽子産業で世界的に有名。
いまでも帽子デザインの発信地として影響力を発信しています。
皮革産業、特に靴の製造も盛んで、
高級レザーブランド トッズ( TOD’S)の本社がありますし、
様々な高級ブランドの工場があり、アウトレットショップも充実しています。